レチノイン酸の劇的効果と原理を調べてみた

 

ニキビの治療薬として米国で使われているレチノイン酸の効果を調べてみました。

 

レチノールと混同しないようにしてください。

(当記事はトレチノインの使用をむやみに推奨するものではありません。医師に相談して行ってください。)

 

(個人の備忘録として書いています)

 

レチノイン酸とは?

レチノイン酸はビタミンAの1種。ビタミンAの中でも「細胞増殖」に働きかけるメインの物質です。その中でも米国でニキビ治療に使われているのがトレチノインですね。(残念ながら日本では認可されていません・・・。)名前が違いますが、トレチノインもレチノイン酸です。

 

ちなみに、レチノールやレチニルエステルは体内で代謝され、レチノイン酸になります。

こんな感じで。レチノイン酸(トレチノイン)がメインで皮膚の成長・分化・維持に関わっています。

ちなみに、レチノールやレチニルエステル(パルミチン酸レチノール)を塗ると、皮膚内で微量がレチノイン酸に変換されて、少しずつ効果を表します。

 

逆にいうと、レチノイン酸を塗ると、劇的に効果が出るということです。

皮膚炎ももちろん現れます。皮膚がデロンデロンに皮が向けます。絶対に医師の監督のもと、トレチノインは使ってください。

(トレチノインの診療をしているお医者さんがあるはずなので、そこを探して行ってみてください。)

 

レチノイン酸(トレチノイン)の効果は?

 ガガガッとまとめます。ざっくりというと、細胞増殖を引き起こすわけですが。詳しく書くと

  • 表皮メラニン排出促進作用 (ハイドロキノンとの併用で相乗効果)(真皮のメラニンは排出せず)
  • 表皮が分厚くなる
  • 角層にヒアルロン酸などの沈着を促す(皮膚の保湿作用の増強)
  • 角層のターンオーバーが劇的に進むので、ニキビへの治療効果がある
  • 真皮のコラーゲン産生促進
  • MMP抑制により、真皮の菲薄化を抑える
  • 皮脂腺機能の抑制により、皮脂の分泌低下

と行った作用があります。

 

レチノイン酸(トレチノイン)の原理は?

出来るだけ誰でもざっくり理解できるように説明します。

 

ここからは、その細胞増殖という作用を引き起こしているのは、何が原因なの?という話です。

 

 

僕たちの「細胞」の中の話になります。そして、遺伝子情報を持っている細胞の中の「核」というものも関わってきます。この図をみてください。

この細胞の中の「核」には遺伝子の情報が入ってるんですね。

 

で、

人間の核のなかで遺伝子の情報を使うために人間界で言う「鍵穴」と「鍵」が使われています。

で、その鍵は今回の場合ではレチノイン酸(トレチノイン)なんです。

 

レチノールでも、レチナールでもなく、レチノイン酸なんです。

(レチノールや、レチナールはレチノイン酸に体内で変化しますけど、レチノールやレチナールはこのカギではない)

皮膚の成長・分化・維持に関わるのはレチノイン酸

 

そして、カギがあると言うことは「鍵穴」もある。これが、「受容体」というものです。

 

ここまではokですか?

 

 

もう一度見直して復習するといいかもです。

 

 

 

つまり、レチノイン酸(カギ)を皮膚に加えて、受容体に結合して、情報を解禁させる。

その後、「細胞の増殖」と言う結果をもたらす、と言うのがレチノイン酸(トレチノイン)の原理です。

これ以上は難しいので、他の記事で解説します。